水出しコーヒーとは水で抽出されたコーヒーのことです。一般的にコーヒーはお湯でつくるイメージが強いですね。お湯でつくるコーヒーよりも苦味が少なく爽やかな味わいが楽しめるのが水出しコーヒーの特徴です。今回は水出しコーヒーのことを知っていただくために幅広く述べていきます。
目次
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水出しコーヒーとは
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水出しコーヒーの誕生と流行の背景
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水出しとお湯出しの違い
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準備物
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水出しコーヒーの作り方
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まとめ
1. 水出しコーヒーとは
水出しコーヒーとはその名の通り水を使って抽出したコーヒーのことです。お湯だと数分ですぐ抽出できますが、水だと8時間以上抽出時間が必要です。ここだけを取り上げるとデメリットですが作り方はいたって簡単で技術も全く必要なくただ豆を水につけておくだけで出来るのが水出しコーヒーの大きな特徴です。水出しコーヒーは別名”ダッチコーヒー”、”コールドブリュー”とも呼ばれます。これは水出しコーヒーのルーツにも関わっています。そして水出しコーヒーとアイスコーヒーは混同されがちですが、水出しコーヒーは製法でありアイスコーヒーは飲み方です。
2. 水出しコーヒーの誕生と流行の背景
水出しコーヒーの発祥の地はインドネシアです。インドネシアはコーヒーの生産国で有名でロブスタ種という非常に苦味の強いコーヒー豆の生産が特に盛んです。この苦味を抑えるための製法を試行錯誤の末に開発された製法の一つがこの水出しコーヒーです。
別名で呼ばれるダッチというのは「オランダ」という意味で、これは16世紀頃から20世紀初頭に渡りオランダに統治されていたことが影響しているようです。
流行したのは2010年以降であり、より高品質なコーヒーを求めてアメリカのコーヒー店でコールドブリューという製法(水出しコーヒー)が誕生し、その流れで日本にも伝わり現在に至ります。
3. 水出しとお湯出しの違い
水出しとお湯出しの大きな違いは二つ。味の違いと製造時間です。
味の違いはドリップさせる液体の温度で変わるためです。お湯でやるとカフェイン、油、タンニンなどコーヒー豆の持っている成分、苦味もたくさん抽出されるかわりに酸化するのが早く、水出しはその逆で成分も味も控えめにしか抽出されないために爽やかでスッキリした味わいを楽しめます。そして苦味も控えめになるため子供やカフェインを控えたい方や妊婦の方などにもおすすめです。またコーヒーが苦手な方でも苦さ控えめのこのコーヒーなら美味しく飲めるかもしれないのでぜひチャレンジしてほしい製法です。酸化もしにくいので7〜10日程程の保存が可能です。作り置きしても作りたての味が楽しめます。これこそが水出しコーヒーの大きなメリットといえます。
4. 準備物
水出しコーヒーを作るのに必要なものはコーヒー豆、水、容器の3つです。容器も豆も家にあるもで十分出来ますので気軽に始められます。始めてみて本格的に始めたいとなればコーヒーミルなどの器材を買い揃えて趣味にするのもいいですね。私は水出しコーヒーを始めるにあたりHARIOさんの3,000円程のコーヒーミルと1,500円程のストレーナつきポットを買いました。上を見れば数万円からこのように安価なものも幅広くあるのでお好みでお楽しみいただけます。
おすすめの豆
水出しコーヒーにおすすめの豆は、中炒り以上で細〜中挽きの豆です。コーヒー豆の選び方としては、作りたいコーヒーが何であるか、ローストの具合い、豆の産地の3つです。それぞれの特徴をしっかり把握して理想のコーヒーを作りましょう。
焙煎の度合いは8段階あり、大きく浅、中、深煎りの3つに分けられます。浅いほど酸味が増し苦味が出ない。深くなるほどコクと苦味が増します。
今度は挽きですが、これは5段階に分けられます。さらに大きく分けて細、中、粗挽きの3つです。細く小さく挽くほど抽出しやすくなり大きく挽くほど抽出しにくくなるため抽出に時間のかかる水出し製法の場合、中炒り以上で細〜中挽きが合います。
5. 水出しコーヒーのつくりかた
作り方はいたって簡単。ポットなどの容器にまずコーヒーパック、またはストレーナに挽いたコーヒー豆を入れてそこへ少しずつ水を必要量入れながらかき混ぜ、ポットに水が全て入ったら蓋をしてそのまま冷蔵庫に8時間以上寝かせます。時間がきたらコーヒー豆を外して出来上がりです。コーヒー豆は入れっぱなしにするとどんどん苦味が増すので忘れずに外しましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
計量のススメ
水と豆の比率は一般的に10:1、水100グラムであれば豆10グラム必要といった具合です。少しの違いでも味に影響しますのでこの機会にきちっと計量して作ってみて下さい。びっくりするほど美味しく出来上がるかもしれませんし、計量することで次回から同じ味を再現できるようになるので計量してみましょう。
6. まとめ
このように少額から始められ手間もかからないのですぐにでも実現可能です。味にこだわるもよし、道具にこだわるもよしでちょっとした趣味にしやすいのもメリット。色々試す中であなた自身の最高の水出しコーヒーを見つけ出して下さい。